新型コロナウィルスに振り回される日々ですが、
イタリア事務所からの情報を少しでもお届けできればと思います。
~~~~イタリア駐在スタッフからの報告~~~~
まず、運送業に関して
人の移動制限のみで、イタリア国内での州から州、地域から地域への
商品・物流の移動の制限措置は、取られておりません。
イタリア国内のトラック便も通常通りで成田へのフライト便も運行が今の段階では、キャンセルされずに就との本日の回答です。
しかし、状況は、一刻一刻変更される可能性があります。
日本でも大きく取り上げられているかと思いますが、イタリアでは、
感染者9,172人、死者数は463人と中国に次ぐ、感染者数となりました。
日々、感染者数の増大が深刻な状況下です。
3月10日(火)より北部の州だけではなく、イタリア全土での移動制限措置がコンテ首相より発表されました。
村から村への移動、出入りに住所・身分証明書番号等記載の書類が必要提出が必要で、
仕事・病気などの緊急時以外の移動が制限され、外出せず家にいるべきとの勧告で4月3日までの措置です。
レストラン・カフェ・スーパーなどでだけではなく、通常の場での人との接触も1メートル以上あけて行うべきとの通告も出ました。
ミラノ 含むイタリア北部での感染拡大が深刻化したのが、ちょうどミラノリニアペレ展示会終了の週末でした。この時期にトスカーナの革工場関連者、ほとんど皆、ミラノ に出張しこちらに戻ってきました。
その後2週間引き続き工場を回ってサンプルチェック・生産検品確認等の業務を継続しておりますが、日々の潜在的な感染リスクは実質高いと私自身は、危機感を感じながら実際仕事をしております。
今後の数週間は、政府の勧告通り人との接触は最小限にして、感染リスクを防ぎ、業務遂行したいと思います。
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ジェトロの記載より抜粋:
イタリア首相府は3月9日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、新たな首相府令を発布した。前日発布のイタリア北部の一部地域を対象とした移動・行動の制限規定をイタリア全土に拡大するものだ。10日に施行し4月3日まで適用する。主な内容は以下のとおり。
- *必要性を証明できる職務上・健康上の理由によるものを除く移動の回避。
- なお、住居への帰宅は認められる。
- *検疫措置下にある者、あるいは新型コロナウイルスの陽性結果が出た者は、住居からの移動の完全禁止。
- *教育機関の閉鎖。
- *博物館や文化遺産などの閉鎖。
- *レストランやバール(カフェ)の営業時間の制限(午前6時~午後6時の営業)。店主は人同 士の距離を1メートル以上確保する義務を負う。
- *休日とその前日の中·大規模の販売施設休業。ショッピングセンターや市場内の店舗の商業活動も同様。