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イタリアでは3月上旬からの対策の効果が表れ始めたのか、2日連続で死者・感染者の1日での確認数が前日分を下回ったとの報道もありますが、抑え込み成功の鍵は、感染者が集中する北部から南部への波及を防げるかどうかだとされております。

コンテ首相は21日夜、対策強化のため、生活に必須でない工場や事務所を閉鎖し、労働者に原則在宅勤務を義務付けると発表した。薬局や食料品店は営業を続けるという。演説で「守らなければならないのは命だ」と強調。

このため、3/25から4/3まで皮革の工場も全て閉鎖となります。

以下、イタリア駐在員より報告になります。

1.今回の首相令は、イタリア全土での生活必需品を除く全ての生産活動の禁止です。イタリア国内全てのタンナー（トスカーナ含む）が３月２３日から４月３日まで実質一時閉鎖となります。

2.タンナーは、本日から閉鎖するにあたりその準備期間として２日間の猶予期間が政府から与えられたことから、今週２５日（水曜日）まで工場内で基本生産が終了しているものに関しての出荷を終了させる、工場内閉鎖のための皮革整理等を行っているところが多いようです。

3.上記２の状況から弊社からの発注で生産終了に近いものはなんとか仕上げてもらい水曜日までに出荷してもらう。　　間に合わないものは、納期が２週間ずれ込み、延期されることは免れないため、再納期確認作業をしております。

4.即本日から一斉に工場閉鎖しているタンナーも多い中、電話もしくはメールでの連絡は可能なタンナーもありました。ただ電話・メールで連絡が取れても工場閉鎖中で工場再開後に対応との返答も多くありましたので、メールでの発注は継続可能、ただ納期確認等は、工場再開後の確認・コンファームとなることが多いと予想されます。